映画暦
短評

『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』短評 — 高級焼肉に思いを馳せて、熱海へ駆ける

作品
『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』
監督
水島努
製作年
2003年(2000年代)
上映時間
88分
製作国
日本
シリーズ
クレヨンしんちゃん
ジャンル
アニメーションコメディ
観た日
配信
U-NEXT / Prime Video
評価
90点

あらすじ

焼肉を楽しみにしていた野原一家が、謎の組織に狙われて家を追われる羽目に。 「熱海で高級焼肉を食べる」ことを合言葉に、春日部から熱海への一家総出の 逃避行が始まる。監督が水島努に交代した、劇場版クレヨンしんちゃんの第11作。

キャスト

  • 野原しんのすけ矢島晶子
  • 野原ひろし藤原啓治
  • 野原みさえならはしみき
  • 野原ひまわりこおろぎさとみ
  • シロ真柴摩利

クレヨンしんちゃんの映画の中でも、ギャグに全振りした内容だ。映画版には、しんのすけの成長やメッセージ性を打ち出したものも多いが、本作はそうではない。野原一家が高級焼肉を食べるために、色々あって熱海を目指す——それだけの映画である。

最近、クレヨンしんちゃんの映画にハマって観始めている。仕事が終わって疲れているときは、あまり難しい映画を観る気にはならない。そういう夜に、これがちょうどいい。88分という長さも、平日にやさしい。

笑いどころは大きく2つあった。まず、劇画調の顔芸。劇画調のシーンは映画版で時折見られるが、本作は特に多いだろう。ひろしだけでなく、一家全員が原型をとどめないくらい違う顔になって、高級焼肉に思いを馳せ、熱海へと駆けるのだ。もうひとつは、追跡劇のバカバカしさ。あれだけ大がかりな追いかけっこの目的地が、焼肉なのである。

野原一家では、ひまわりとシロのコンビの活躍が結構多くて、これが良かった。もちろん、他のメンバーも全員好きなのだけれど。

90点という高めの評価にした決め手は、最後まで笑いのテンションが落ちないことだ。ギャグ全振りの映画は途中で息切れしてもおかしくないのに、本作は最後まで駆け抜ける。

ところで「この時代からセグウェイってあったのか?」と気になって調べたら、セグウェイの発表は2001年。公開当時は最新のガジェットだったわけだ。

登場人物相関図

夫婦兄妹野原一家野原ひろし藤原啓治野原みさえならはしみき野原しんのすけ主人公・5歳矢島晶子野原ひまわりこおろぎさとみシロ飼い犬真柴摩利